忘年会シーズンは稼ぎ時の嘘

Pocket

忘年会予約、宴会ができる店ならもうそこそこ入ってる事だろうと思います。
居酒屋系のお店にとっては一年で一番の稼ぎどきですよね。
とは言え、都心部や飲食店がひしめく繁華街では、よほどの繁盛店じゃない限り、金曜日、次いで土曜日辺りは予約がびっちりで、その他はそれ程でも…。ってお店が殆どじゃないでしょうか?
一時猫も杓子もといった感じで、それまで飲食店をやった事の無い企業や、芸能人までが飲食業に手を出したお陰で、今や地方の田舎町以外は大体オーバーストア。スポンサーリンク
なので完全に買い手市場となってしまい、週末以外は結構まだ空いてるお店が多いのと、日曜日から木曜日の予約はお得なお値段設定になってるお店もあるので、週末に拘らない方にはオススメですよ。
うちの店も何年か前は週末以外の予約を取るべく、「平日割引」を始め、早く大型予約を取りたいので「早期割引」もやりました。
そうそう、遅い時間帯の予約には更に割引を付けたりもしました。
でも今では何もしてません。
それは繁盛店になったから、と言えればかっこいいのですが、売上は毎年何とか現状維持ぐらいの普通の売上です。
「12月は大商機だから一年で一番の売り上げを売らなくてはならない!」
みたいに言われてましたが、誰が決めたのでしょう。実際、12月を割引を駆使して一生懸命予約表を埋めようとしても、なんだかんだ言って世間のニーズは週末です。よっぽど強力な割引をしない限りまず思う様に埋まりませんでした。
更に言えば、やりすぎた反動は年明けに響いて、それからの新年会や送別会シーズン、通常の値段に戻そうとすると、割高感を感じる様になるみたいでした。
慌てなくても、週末は埋まるし、それ以外の曜日もそこそこ埋まる様です。
それに、今となっては会社から経費の出ない安い忘年会よりも、経費も出るし会費も高めの送別会の方が単価は高くなる傾向にある様なので、あんまり忘年会シーズンに力を入れすぎるのも考えものかな、と言うのが私の感想です。
後、売上欲しさに無理のある時間制限付きの予約も、お客様とスタッフからは不評でもうやりたくありません。事実、料理の遅れやトラブルがあると大きなクレームに発展して、次の来店につながりませんでした。
年に一度の忘年会、今年一年をゆっくりと振り返って頂くのが一番良いのかな、って思います。

スポンサーリンク

ちなみに、ぐるなびさんのセミナーでこんな事言ってました。
「忘年会、新年会、送別会色々、お店を選ぶ決め手は?」
SNSでもネットの情報でも、広告や割引でも無くて、誰かの口コミすらも抑えて堂々の一位は、
「一度行った事のある店」
だそうです。

【ぐるなびプレミアム会員】

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です