ノロウイルス お客様が感染源

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飲食店勤務の方は、それはもう、この時期になると、手洗いは当たり前の様にしつこく言われ、生牡蠣は勿論、二枚貝の喫食すら禁じられてます。検便も出さなければ出勤を停止させる店もある位です。スポンサーリンク

ところが、普通の人はどうでしょう。

トイレの後、水が冷たいからと数秒の手洗いで済ませ、または洗わない、冬といったら生牡蠣よね!と食べまくり、何かの拍子で吐いたり下痢しても、体調が良くなったら元気に通勤通学。
子供が吐いても、時々こういう事もあるよねー、と素手でそれを処理して、また適当な手洗いで家事をする。
実を言えば、ノロウイルスは飲食店以外の場所の方が感染の確率は高く、こうしてその被害が広がっているのですが、そこはあまり報道されませんね。
他の食中毒もそうなんですが。
なので、世の中にはノロウイルス感染者がいっぱい存在してます。発症後、体調が懐紙がなくしたけど体内にウイルスを保ったまま歩き回る人、感染したけど発症しなかった人、みんなが感染源。
しかも、その方々はノロウイルスの感染力の激しさも、ちゃんとした手洗いの方法も、次亜塩素酸ナトリウムを使った消毒方法も知らないので、どんどん感染者を増やしながら、とうとう飲食店にご飯を食べに来ます。
そして、その危険なウイルスを帯びた手で、ドアを開け、呼び鈴を押し、食器に触れ、お金に触れます。
そしてホールスタッフを通じて、危険なウイルスは店内に持ち込まれます。
それならまだ微量ですが、時には店内で発症、カーペットや畳の上で嘔吐。この時の消毒が不十分だった為にホテル内の空調を通じて大感染になったケースが過去にあります。
他にもトイレで下痢発症。これだけでそこのトイレは超危険地帯になります。
これがショッピングモールとかの共同トイレだったら、惨事は無限に広がります。
だからと言って、我々飲食店はお客様の入店前に検査をする事も出来ず、いかにも体調が悪そうだからといって入店拒否も出来ません。
詰まる所、なすがままな訳で。
でも、泣き言を言っても始まらないので、お客様の嘔吐には、次亜塩素酸ナトリウム(ハイター的なもの)を使ってしっかり消毒、周囲のお客様には事情を話して帰ってもらうしかありません。
ただ、実際、宴会の席で1人の男性が激しく嘔吐したので、ノロウイルス可能性があるので云々、とお帰りを促したら、当然の如くただの飲み過ぎだと激怒されました。当然こうなると、帰ってもらう訳ですからお代も頂けません。
クレーム必死の事案なので、会社内で対応の仕方を決めておいた方が良いでしょうね。

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後は1時間に最低一度のトイレチェックを。万が一下痢の痕跡を発見したら、やっぱりクレーム必死ですが、完全に消毒が終わるまで立ち入り禁止にするしかありません。
そこまでする必要があるのか?と思われるかもしれませんが、現在の世間のノロウイルスに関しての認知度では、ここまでせざるを得ません。
いつか、インフルエンザの様に、
防ぎようがなく、移ってしまうもの、そういう風に認知される様、私自身も如何にこれが防ぎきれないかを常に発信していきたいと思います。
とか言って、私自身、今ノロウイルスに感染して発症して無いだけだったりしてね。

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